ゴミを捨てるのを面倒くさがった結果は地獄

ゴミ捨てに行くのめんどくせええええ!

ゴミ捨て場まで遠いし!ゴミ収集車は来るの朝早いし!

こう思うのは私だけでしょうか!?違うよね!みんな思ってるよね!!??

 

皆さんはちゃんとゴミ捨てれてますか?

 

 

 

思い出せば去年の夏、ゴミを捨てに行く煩わしさに気づいてしまった。

夏だから外に出ると暑いし、汗掻きたくないし。

気づいた時には家にパンパンに膨らんだのゴミ袋が5、6個必ずある状態になっていた。

 

 

捨てようと何度も思ったよ。でも、ゴミ捨て場まで一回で持っていけない量になってしまい1、2個捨ててはまた溜まりを繰り返していた。

 

 

そうなれば、部屋の中が臭くなるのが普通で、例外なく私の家もだんだんと臭うようになってきた。

部屋からは生ゴミの臭い、キッチンからは排水溝に少しカビが生えてきていた。

 

 

 

その頃には私は現実逃避し、実家に帰るという暴挙に出た。

ゴミを捨てれない人が掃除などできるわけがない。

もしかすると、実家でこのことを話せば応援に駆けつけてくれるかもしれない。

 

 

そんな淡い期待を込めながら実家にいる親、兄弟にこのことを話す。

返って来たのは説教だけだった。

なんて薄情者なんだ・・・!助けてくれよ・・・毎日ゴミだけ捨ててくれよ・・・

 

 

そんな私の言葉は流され、罵られ、挙句に嘲笑われる。

 

 

 

 

私はもう怒った。キレた。絶対家に返ったら掃除してやる。

床を舐めたくなるぐらいピッカピカにしてやる。

そう決意し、帰省生活を済ませ家へと帰宅する。

 

 

 

 

家に返って初めに目にしたのは『G』であった。

わかるよね、あの黒光りしカサカサと蠢くやつである。

 

 

 

ああ、わかってたさ。誰もいなくなった部屋に、あいつが現れないことなどないことぐらい・・・!

 

 

 

 

一瞬で掃除する決意なんて砕け散った。

あいつはだめだよ。もう無理。

はは、このまま家放置しようかな。

 

 

いや、俺は負けない・・・ヤツなど、殺虫剤で瞬殺してやるうううううう

 

 

 

 

急いで殺虫剤を買いに行き、いざ家へ。

 

 

 

ヤツは玄関にいた。

シメた!玄関にはあまり逃げ場はない。

 

 

 

勢いよく殺虫剤をヤツへと噴射する。

悶え弱っていく、ヤツ。

 

羽をバタつかせ飛ぼうとしているヤツ。

そんなことさせまいと殺虫剤を至近距離で吹きかける私。

 

 

約1分間の死闘の末、ヤツは動かなくなった。

私は打ち勝ったのだ。

 

 

 

テレレ テッテッテー

私は意気揚々とドラクエのレベルアップした時の音を口ずさみながら、私は奥の部屋へと足を進める。

 

 

 

奥の部屋に入った私の感情は絶望。

見たものは大量に飛び回るコバエの群だった。

 

 

え、は、入りたくねえええええ

飛び回りすぎだろおおおお

 

 

とりあえず、窓を全開。次に殺虫剤でコバエを撃ち落として行く。

数は減るが、殺虫剤が全く効かないコバエが存在していることに気がつく。

 

 

強っ!最近のコバエ耐性でも持ってんの。

 

 

 

仕方ない、バルサン先生でトドメをさしてやる。

 

 

急いでバルサンを買いに行き、部屋で使用する。

とりあえずそのまま数時間放置。私はそのまま食事に出かけて時間を潰す。

 

 

 

 

 

帰って来た時には部屋のコバエが一掃されていた。

床一面にコバエが落ちているが、今更気にしない。

もう今日は疲れたよ。私は就寝することにした。

 

 

 

翌朝、目を冷ますとコバエが大量発生していた。

へ、何で。ゴミもちゃんと捨てたし、洗い物だってした。

床はまだ綺麗にしてないしけれど、それだけでこんなに発生するか?

 

 

 

ここで私は重大な問題に気がつく。

私の家のクローゼットは可動式になっていて、ちょうど、部屋を隔てるように置いていた。そのクローゼットの裏がまさに地獄絵図。

小さな丸い何かが大量に付着していた。最初はなにかわからず、手で触って確かめていたが調べた結果驚きと不快感が私を襲う。

 

 

 

もう皆さんならわかるだろう。そう、そこにはコバエの卵が大量に産み落とされていたのである。

 

 

 

あの時の気持ちをくらげさんはこう言っています。

「ああ、この世の終わりかと思いました。何千何万匹ものコバエの卵が付着していたんですよ・・・。さっきまでコバエの卵を平気で触って、潰していたんだと思うと、身の毛がよだりました。」

 

 

 

クローゼットの壁だけならまだ掃除はしやすいだろう。しかし、家のクローゼットは可動式なのだ。

恐る恐るクローゼットを動かすと、しっかりと床にも卵が大量にありました。ばかやろおおお。

 

 

 

しかも、クローゼットの底面にもしっかりとヤツらはいやがりました。

どうやって掃除するんだよ。もう無理。

 

 

その後、家の中を調べに調べた結果、いたるところにヤツらは卵を産み付けてました。

もう自分の力ではどうしようもないと判断した私は、最終的に掃除してくれる業者さんを呼びました。

 

 

 

 

 

このことから、私はゴミをちゃんと捨てる努力をするようになったが、

今、私の視界の中にゴミ袋が3つ存在する。

 

どうやら今年の夏もあの地獄を味わうことになりそうだ。

皆さんもお気をつけて。面倒臭がると、待っているのは地獄です。